仮ページ ←オイ(ーー; 楽屋裏、というより裏設定公開場、な感じですかねぇ。 今んとこボケとつっこみ路線な小説書こうと思って立ち上げたページです。 (↑お笑い系のは書くの苦手だから、練習しようと思って作った) 主体的にするのは、上記の小説練習。 でもってキャラ同士の会話が脳内で発生したら書こうかな、と。 − カカア天下 − 序章 天下人遭遇す 1話 人の上に立つ事 2話 十字剣争奪戦  3話 天馬族長    4話        
鬼さんこちら、手のなるほうへ やってくるならいくらでも手を叩きましょう 隠れるのはあなたにだけ見つけて欲しいから 他の人には見つけて欲しくないの だからずっと隠れて待ってるわ ねえ、はやく見つけてちょうだいよ旦那さま。 ◇ ◇ ◇ 「あーもう、まただ。母さんだけ見つからない!」 「ご主人はどこに隠れたのデショウ?」 「これだけは私たちが束になっても母上には敵わんからな……」 「降参はぜっっったい、しないからな!」 「アティー、このバカにこれまでの戦績を教えてやれ」 「10戦中0勝10敗0引き分け、始めてからこの方連敗中デス」 その後日が暮れるまでお母さんは天下人相手に隠れおおせましたとさ☆ この方を見つけていいのはひとりだけのようです。 『カカア天下─隠れ鬼─』
「母さん、なんでうちは豆まきやらないんだ?」 「まきたかったの?」 「うん。福はいくら呼び込んでも困らないよ」 「……そうね。じゃあ、我が家流にやりましょうか」 「母上、私はやりたくないです。カルニカ、自粛しろ」 「えー、やだよやろうよカラノ。福いらないのか? 不幸が好きなのか?」 「いいのよ、カラノ。やりましょう豆まき」 『鬼はーいえ、福はーうち』 「……母さん、なんで鬼も家の中なんだ? それ言っ」 『ごちんっ☆』 「っだ、何すんだカラノ」 「カルニカ、言葉遣いも自粛しろ」 「はいはいカラノは拳を使わない。二人とも良い子なんだから」 「えー、カラノの何処がー」 「母上、こいつの無心さは良いことばかりでは」 「いいの。抉られないと進まないことだってあるし、触らないことが優しさでもあるんだから」 (豆をまこうとしなかったのは、鬼が帰ってくるように) (けれど思えば、まこうとあの人なら平然と踏み込んでくる) (追い払いたくないのは、ひとりだけ。他はいらない) 『カカア天下─鬼の帰る豆まき─』